終活のすすめ(お墓のサブスク編)

終活

お墓のサブスクについて紹介します。

 少子化の進行に伴い、お墓の承継問題が深刻化しています。

新しくお墓を購入する場合は、これまでは一般墓(承継墓)が一般的でした。

しかし最近では永代供養墓、納骨堂、樹木葬などを選択する人が増加しています。

そんな中、お墓の選択肢のひとつとして今注目されているのがお墓のサブスク(サブスク墓、レンタル墓)です。

サブスク墓は一定期間の利用権として定期的に料金を支払う方式で利用することができる新しいタイプのお墓です。

契約時に定めた期間だけお墓を借りられる賃貸型のお墓です。

しかも、期間更新したり、途中で契約解除することもできます。

お墓さがし

1.サブスク墓の費用

お墓のサブスク(サブスク墓)を取り扱いしている大手業者は2社あります。

ひとつ目の業者のサブスク墓の費用は、初期費用約30万円+月額約3,000円(年間約3.6万円)となるため、10年契約の場合は約66万円です。

ふたつ目の業者のサブスク墓の費用は、初期費用約3万円+月額約4,000円(年間約4.8万円)となるため、10年契約の場合は約51万円です。

従来タイプのお墓の費用は、一般墓(承継墓)購入(墓地代(永代使用料)+墓石工事費用一式)の平均費用は約152万円、納骨堂の平均費用は約78万円、樹木葬の平均費用は約67万円です。

サブスク墓を10年間利用した場合の費用は、一般墓(承継墓)の費用の3分の1で、納骨堂や樹木葬の費用とほぼ同様な金額もしくは若干安くなっています。

2.サブスク墓のメリット

サブスク墓のメリットは何といっても費用が安いことです。

現在お墓を持っていない人、承継者がいない人、費用を安く抑えたい人にとって、サブスク墓は非常に有効な選択肢です。

仮に急に親族が亡くなって、今後お墓の購入を検討する時間が必要な人にとっても、一時的に供養できるお墓としても有効です。

メリット

①一般墓や納骨堂、樹木葬などと比較して費用が安い

②個別に管理される(取り出すことも可能である)

③契約期間満了しても撤去費用がかからない

④新しいお墓の完成までや公営霊園に当選するまでの一時的なお墓として使用できる

3.サブスク墓のデメリット

サブスク墓のデメリットは、近隣に利用できるお墓がないことです。

そして、まだ多くの人に認知されていないタイプのお墓です。

そのため、周りの目が気になる人にとってはハードルが高いお墓かもしれません。

デメリット

①少額ではあるが初期費用がかかる

②お墓の形やデザインは選択できない

③利用期間が長いと納骨堂や樹木葬との費用の差はなくなる

④新しいタイプのお墓であり、取り扱いを行なっている寺院、霊園は少ない。

4.まとめ

サブスク墓はこの2,3年で始まったばかりの新しいタイプのお墓です。

残念ながら、サブスク墓の取扱業者はまだ限られています。

そして業者によってサービス内容や費用も異なります。

したがって、契約前にしっかり契約内容を確認しておきましょう。

サービスの内容もまだ固まりきっていないところもあるかもしれません。

しかしながら、サブスク墓は費用が安いという絶対的なメリットもあります。

一方で、長期間にわたる利用は逆に高くなる可能性もあります。

サブスク墓を提供または仲介する業者から十分説明を受け、理解してから利用することをおすすめします。

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