おすすめの副業(副業の目標金額編)

副業

今回は副業の目標金額を5万円に設定する理由を説明します。

副業

多くの人は60歳になると、同じ会社で再雇用されたり、転職したりします。

その結果、収入は60歳以前の5割〜7割に減った、毎月10万円以上減ったという人も多く存在します。

収入の減少分を副業で稼ごうと誰もが考えます。

しかしながら、私達が目指すべき副業の目標金額は5万円と考えます。

その理由は、年金をもらう時の毎月の収支がトントンとなる、つまり貯蓄を取り崩さずに生活できるために必要な副業収入が約5万円だからです。

1.年金はいくらもらえるのか

年金はいくらもらえる

(1)今、年金を受給している人の平均年金月額

①厚生年金、国民年金

2021年度末の厚生年金の平均年金月額は約14.5万円です。

2021年度末の国民年金の平均年金月額は約5.5万円です。

②夫婦二人では

二人とも厚生年金をもらうならば毎月の収入は約29万円となり、一人が厚生年金、もう一人が国民年金をもらうならば毎月の収入は約20万円となります。

なお、年金から社会保険料や税金などが控除される場合があるので、実際の手取り金額はもう少し少なくなる可能性があります。

③正確な年金受給額はねんきん定期便で確認

正確な年金受給額はねんきん定期便で確認しましょう。

ねんきん定期便の見方がよくわからない場合や時間に余裕がある場合は近隣の年金事務所で詳しく教えてもらうのもよいでしょう。

自分の年金にいろいろ疑問があったので、私は実際に年金事務所に行って教えてもらいました。

年金事務所の職員の人は、本当に丁寧に教えてくれますし、「年金は複雑なんだ」と実感しました。

年金事務所の相談には事前に予約が必要となっていますので、インターネットで確認してください。

(2)60歳以降で年金の受け取り金額を増やす方法

①会社で継続して働き、厚生年金保険料を支払い続ける

国民年金保険料の支払義務は満60歳までで、それ以降納付の義務はありません。

一方、厚生年金保険料の支払いの上限期間は70歳まです。

65歳以降も働いていれば、65歳から厚生年金を受け取りながら、厚生年金保険料を支払うことも可能で、受け取り金額のアップに繋がります。

②年金支給開始年齢を繰り下げる

現在年金は65歳からもらうのが一般的ですが、65歳よりも前から年金をもらうことができる「繰り上げ受給」と65歳よりも後からもらうことができる「繰り下げ受給」があります。

「繰り上げ受給」の場合は本来もらえる金額から0.4%(1962.4.2以降に生まれた人)または0.5%(1962.4.1以前に生まれた人)減額された年金額となります。

一方、「繰り下げ受給」の場合は本来もらえる金額から0.7%加算された年金額となります。

具体的には、64歳から年金をもらい始める場合は、

0.4%✖️12か月🟰4.8%  または 0.5%✖️12か月🟰6.0%の減額になり、

66歳から年金をもらい始める場合は、

0.7%✖️12か月🟰8.4%の加算となります。

繰り下げを行うともらえる年金額が増加し、お得感があるようですが、実際に繰り下げを選択している人はわずかです。

2020年度末において、厚生年金の繰り上げを選択している人は0.5%です。

一方、繰り下げを選択している人は1.0%です。

なんと、残りの98.5%は本来の開始年齢を選択しています。

繰り下げを選択しない最大の理由は、いつ死亡するか(もらえなくなるか)わからないです。

せっかく年金額を増やす努力をしても、若い年齢で亡くなってしまい、年金をもらえる期間が短くなれば損をすることになります。

また、長生きしても、毎月の年金受け取り額が増加すると、住民税などの控除額も増加し、手取り額を考えるとあまりお得ではない、という問題もあります。

2.毎月の生活費と年金との差額はいくらか

二人暮らし世帯の1か月の生活費は約26万円です。

したがって、夫婦二人とも厚生年金をもらえれば、収支はマイナスにはならず、一人が厚生年金、もう一人が国民年金ならば、月約6万円以上の赤字となります。

貯蓄が相応にあったとしても、毎月収支の赤字を埋めるために、貯蓄を取り崩していく生活はなかなか厳しいと考えます。

貯蓄は万が一への備えのほか、旅行や孫への小遣いに充てたいものです。

少なくとも元気に働けるうちは少しでも収入を得る努力が必要と考えます。

3.差額をどのように埋めるか

上記の家計のマイナス収支、毎月約6万円以上の赤字を埋めるためにおすすめの方法は、パソコンを活用した副業を行うことです。

年金をもらい始める前からパソコンを活用した副業を始め、毎月5万円を稼ぎ、65歳で会社を辞めても、副業は継続する。

これが理想と考えます。

4.まとめ

毎月の生活費約26万円と年金の受取額約20万円(一人が厚生年金、もう一人が国民年金の場合)の差額は6万円です。

毎月、パソコンを活用した副業で5万円稼げれば、ほぼ収支トントンで、貯蓄を大きく切り崩す必要はありません。

65歳になってから、副業を始めても、すぐには5万円を稼ぐことはできません。

直ぐに65歳以降の生活を見据えた副業を検討すべきです。

月5万円ならば、慣れてくれば、隙間時間で稼げるようになります。

月10万円のハードルは高いですが、月5万円を目指してみましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました