事実婚や内縁関係のお墓について紹介します。
結論から言えば、同じお墓に入りたいと願う事実婚の方々が増加しています。
そしては事実婚のふたりが同じお墓に入ることができる霊園も増加しています。
全国7000件から選べるお墓さがし相手方が亡くなったとき、お墓はどうするのか検討してみましょう。
1.事実婚と従来のお墓に対する考え方
従来お墓と言えば、「〇〇家の墓」のような一般墓(承継墓)でした。
「お墓は家で継承していくもの」という社会通年もありました。
そのため事実婚の人が同じ一般墓に入ることは、親族に反対されることが一般的でした。
また、問題が起きることを恐れて、親族以外の人が同じお墓に入ることについて、霊園側が断ったりしていました。
その結果、親族以外の事実婚や内縁関係、同性カップルの人が一緒のお墓に入ることは困難でした。
2.事実婚など血縁関係がない人とは同じお墓に入れないのか
事実婚など血縁関係がない人が同じお墓に入ることについて、法律上問題ありません。
しかしながら、事実婚など血縁関係がない人が同じお墓に埋葬される上で、運営元である墓地の規定が大きな壁となっている場合があります。
厚生労働省が発表している墓地管理規定のひな型には
「お墓に入る人は、そのお墓を維持・管理する人の親族を原則とする」
といった一文が書かれています。
この規定のひな型は事実婚や内縁関係、同性カップルが同じお墓に入ることを前提としていません。
ただし、この規定のひな型は、いわゆる「差別意識」に由来するものではありません。
単純に事実婚、同性カップルを想定していなかったことによるものと考えられます。
近年では、事実婚や同性カップルが社会的に認知され始めています。
その認知度の上昇と共に、事実婚や内縁関係のふたりが同じお墓に入ることを認める霊園が増加しています。
「友人同士や事実婚などでもご利用いただけます。」と明記している霊園もあります。
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3.事実婚と現在のお墓に対する考え方
現在のお墓に対する考え方は従来から大幅に変わってきています。
現在は少子化が進み、また、未婚者も増加しています。
その結果、将来承継者を必要としない納骨堂や樹木葬を自分のお墓と考える人が増加しています。
鎌倉新書の調べ によると一般墓(承継墓)を選択した人は僅か19.1%です。
その一方、承継者を必要としない納骨堂を選択した人が20.2%、樹木葬を選択した人が51.8%です。
費用の問題から承継墓ではなく、将来永代供養墓に移行する納骨堂や樹木葬を選択した人はいます。
しかしながら、子供や孫など承継者がいないことが1番の承継墓を選択しない理由です。
4.事実婚や内縁関係のお墓について
事実婚や内縁関係、同性カップルの人が同じお墓に入ることは法律上問題はありません。
事実婚の人が同じお墓に入る上で障害になっているのは、親族が反対する、ということだけです。
そして、現在のお墓のトレンドは、承継墓から永代供養墓に移行する前提の納骨堂や樹木葬に急速に移っています。
納骨堂や樹木葬ならば将来承継者は不要で、親族の許可を得る必要がありません。
霊園側も受け入れやすいということから、事実婚や同性カップルの人が納骨堂や樹木葬を選択するケースが増加しています。
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5.事実婚のお墓のまとめ
従来の古い考え方では、事実婚のふたりが同じお墓に入ることはできないというものでした。
同じお墓に入るのは親族のみというのが一般的な考え方でした。
しかしながら、現在は事実婚や同性カップルが十分認知されてきています。
お墓も親族のお墓(承継墓)から納骨堂や樹木葬などの一代限りのお墓に変わってきています。
その結果、事実婚や同性カップルの人だけで入るお墓が増加しています。
お墓購入・取得編 はこちらから
お墓のかたち、考え方は大きく変わってきています。
ぜひ従来のお墓のかたちにとらわれず、自分のお墓をどうするか、検討してみてください。
「親族以外同士でも一緒の区画に埋葬できます。」と明記している霊園も多数あります。
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