終活のすすめ(ペットと一緒に入るお墓)

終活

大事な家族の一員であるペットのお墓について紹介します。

家族の一員であるペット

昭和の時代はペットが亡くなった時は、庭にそのまま埋葬することが普通でした。

その後、核家族化が進む中でペットは家族の一員であるという考え方が一般的になりました。

そして、大事なペットが亡くなった時は人間と同じように、火葬を行い、お墓に納骨し、供養する人が増加しました。

更に、ペットを家族の一員と考え、ペットと一緒のお墓に入りたいと考える人が増加しています。

大事なペットのお墓について、個別に建てるのか、同じお墓に入るのか、検討してみてください。

1.ペットの臨終から納骨までの流れ

(1)ペットが亡くなったら

ペットが亡くなって火葬や埋葬までの期間は、マットやタオルを敷いた箱などに入れて安置します。

亡くなると人間と同じように、すぐに硬直や身体の痛みが始まります。

そして、安置する場所は直射日光の当たらない風通しが良いところとしましょう。

仮に暑い場合はエアコンを使用して温度調節をします。

(2)ペット霊園などに連絡し、ペットを火葬する

ペットが亡くなったら、ペット霊園などに連絡し、火葬します。

もちろん火葬せずに土葬を行うことも可能です。

しかしながら、将来トラブル(異臭の発生や骨の出土など)が発生しないように、火葬することをおすすめします。

火葬費用の相場は、下表のとおりです。

ペットの大きさ火葬費用の相場
小動物から小型犬(~10kg)1万5千円〜2万5千円程度
中型犬から超大型犬(10kg~40kg以上)3万円〜6万円程度

(3)ペットの遺骨を納骨する

ペットの火葬を終えたら、遺骨を納骨します。

お墓の種類は多数あり、ペット専用霊園や人間と一緒のお墓もあります。

他のペットと同じお墓入る合祀墓のほか、個別にお墓を建立することも可能です。

自宅の庭に埋葬するときは、庭にお墓を建てたり、ガーデニング用のプランターに埋葬する方法があります。

2.ペットのお墓の種類と費用

ペットのお墓

ペットのお墓の種類は様々です。

霊園やお墓の種類、お墓の材質によって費用は大きく異なります。

しかしながら、お墓毎の特徴は人間のお墓とほとんど変わりありません。

ペットと一緒に入るお墓を調べることができます。

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お墓さがし

(1)合同供養墓(合祀墓)5千円〜3万円

合同供養とは、他のペットたちと一緒に埋葬する方法です。

もちろん合同供養の形なので、個別のお墓は建てません。

埋葬されたすべてのペットたちの墓標として合同供養塔があります。

(2)個別墓10万円〜30万円

個別墓はその名のとおり、単独のお墓です。

そのため、別途年間管理料金もかかる場合があります。

(3)納骨堂 1年あたりの使用料金で1万円〜5万円

ペット専用の納骨堂は年間契約が多くなっています。

納骨堂は、個別の墓石は建てずに、専用の納骨スペースに遺骨を安置する方法です。

納骨堂の中には10万円以上の豪華な装飾を施された納骨堂もあります。

納骨堂はアクセスの良い駅近に多くあります。

基本的に屋内にあるため、天候を気にせずにいつでもお参りができるというメリットがあります。

(4)樹木葬 1万円〜3万円

樹木葬は費用が手頃で、従来の自然に還る、に近いお墓であり、人気を集めています。

(5)海洋散骨 2万円〜5万円

海洋散骨は樹木葬と同様に、きれいな海で自然に還る、ということで人気が高まっています。

上記の費用は散骨を散骨業者に依頼する場合です。

家族も船に同乗して、家族が散骨する場合の費用はもっと高くなります。

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(6)手作りのお墓

自宅の庭に手作りのペットのお墓を建てる人もいます。

いつでもお参りをできるというメリットがあります。

以前は多くの人がお庭にお墓を建てていました。

しかしながら、一戸建て住宅に住む人が減ったことから、近年は減ってきています。

3.人間とペットが一緒に入るお墓の種類と費用

ペットと一緒に入るお墓

人間のお墓には、昔からある一般墓(承継墓)と、承継者を必要としない、不特定多数の人と一緒に供養される永代供養墓の2種類があります。

一方、ペットのお墓の多くは、最終的には永代供養墓に移されることを前提とした納骨堂や樹木葬となっています。

ペットが一般墓(承継墓)に入ることについて、他の親族の同意を得ることが難しいこともあります。

そのため、人間とペットが同じお墓に入る場合のお墓の種類としては、納骨堂または樹木葬が多くなっています。

ペットと一緒に入るお墓の費用は、人間が入るお墓の費用と同じです。

終活のすすめ(お墓購入・取得編)を参照ください。

4.まとめ

ペットを同じお墓に入れたい考えている人が増加しています。

そんな時代の流れに沿った対応をする霊園や寺院が増加しています。

ペットと同じお墓に入るならば、親族の同意が必ずしも必要ではない、納骨堂や樹木葬をおすすめします。

将来に備え、今のうちから検討・準備することを強くおすすめします。

ペットと一緒に入るお墓を調べることができます。

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